プレママジャーナル

2020.03.17

「妊娠線」と「正中線」に対して出来ること

妊娠によって身体にあらわれる変化のひとつである「妊娠線」と「正中線」。ご自分や赤ちゃんの健康に直接影響するものではないとはいえ、気にされている声を多く聞きます。

■「妊娠線」は消えません・・

「妊娠線(妊娠期にあらわれた線状皮膚委縮、ストレッチマーク)」は、見られ始める時期や程度に個人差があります。多くの方は本格的にお腹が大きくなり始める妊娠5、6か月頃から、お腹やお尻、バストの周り、さらに太ももや二の腕に見られることもあります。
出来始めはピンク色や赤紫色で、その後時間が経つと、つやのある白色へ変わっていきます。妊娠線の出来やすさは、もともとの体質や皮膚の質によるところも大きいです。

妊娠線は時間とともに目立たなくはなります。産後のレーザー照射やレチノールが効果を示す場合もありますが、一度できた妊娠線が完全に無くなることはないとされています。

■「正中線」は一時的なものです

「正中線」は身体の中央にある縦の線で、男女関係なくすべての人に生まれつきあるものです。こちらも妊娠によるホルモンの変化で、メラニンが増えて色素が濃くなります。うぶ毛が濃くなった、というのも同じ理由からです。そして、お腹が大きくなり、皮膚が薄くなることで一時的に目立って見えるようになります。
産後は少しずつ薄くなっていき、しばらくたつと妊娠前のように見えなくなっていくことがほとんどです。

■予防のためには保湿とビタミンCの摂取を

妊娠線の予防に有効であると医学的に証明された成分や製品は、残念ながらまだありません。しかし、予防法として推奨されていることがあります。

まず、水分と油分の両方を補う保湿ケアで皮膚の弾力を保つことです。妊娠初期から、保湿力の高いクリームやオイルなどを習慣的に使い、皮膚の潤いを保ちましょう。高額な製品を少しずつ使うよりは、手ごろで自分に合ったものをこまめに使っていくことを心がけましょう。また、皮膚にかゆみを感じる場合は妊娠線の前ぶれの可能性もあります。かゆみを感じる部分はやさしく丁寧にケアして、掻く行為による皮膚への刺激を減らすようにしましょう。

さらに、メラニン色素の生成を抑える働きをもつのがビタミンCです。妊婦さんに大切な葉酸や鉄分、カルシウムの吸収も助けてくれる栄養素でもあるので意識的に摂っていくと良いでしょう。

そして、急激な体重の増えは避けたいものです。ゆっくりとした段階的な体重増加を目指しましょう。適切な体重のコントロールは妊娠線の予防だけではなく、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスク軽減にもつながります。妊娠経過に問題がなければ、軽い運動を取り入れるのもいいですね。

妊娠線予防のためにできることはたくさんあります。ご自身にできることから少しずつ始めてみてくださいね。

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(助産師 竹中 絵理子)

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