プレママジャーナル

2019.07.09

授乳中のケーキ、お酒、本当にダメなの?いま学びたい、食べ物と母乳の関係

「授乳中に甘いものや油っぽいものは控えて。おっぱいが張って乳腺炎になるよ!」「お酒なんてもってのほか!」なんて言われたことはありませんか?そのアドバイス、本当でしょうか?食べ物・お酒と母乳に関する最新知見をお伝えします。

■食べ物と乳腺炎の関係は証明されていません

乳腺炎とは「乳腺に炎症が起きている状態」です。産後3か月以内、特に産後2-3週間で起こることが多いと言われていますが、授乳期間中ならいつでも起こる可能性があります。症状としては乳房の熱感、痛み、腫れ、風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ))が出てきます。

「甘いものや油っぽいものを食べると乳腺炎が起きる」と日本ではよく言われますが、実はそれを証明する研究はありません。多くは経験談を基に語られるもののようです。

■飲むならビール1缶まで、次の授乳まで2時間以上(アルコールの影響を感じなくなるまで)空けましょう

アルコールは母乳に移行し悪影響が起こり得ますが、授乳中の禁忌(絶対に避けるべきこと)ではありません。具体的な影響は、母乳を作るプロラクチンの分泌反応が鈍くなったり、赤ちゃんが眠りがちになることです。子どもへの長期的な影響については、一定の見解が得られていません。

アメリカの小児科学会では、「授乳中のアルコール摂取はできるだけ少なく」、「許容量は体重50㎏の人でビール350ml1缶、またはグラスワイン1杯程度(アルコール0.5g/母親の体重1㎏)」としており、「飲んだ後は次の授乳まで2時間以上空け、母親がアルコールの影響を感じなくなるまで待つこと」を勧めています。

人によって体重やアルコールの代謝能力が大きく異なります。禁酒がストレスにならない程度に、しかし赤ちゃんへの悪影響が起こらないよう、飲酒量や次回授乳までの時間に気を付けてくださいね。

■乳腺炎を起こさないためにできること:正しい姿勢で、間隔を空けすぎず授乳すること

乳腺炎予防には、食べ物を見直すより授乳姿勢や授乳間隔を見直すことが勧められています。赤ちゃんをしっかり引き寄せ、大きな口で乳輪部まで深くくわえてもらい、乳房にたまったおっぱいを飲みとってもらうことが大切です。

いかがでしたか?
授乳中の甘いものや油っぽいものを気にしすぎる必要はありません。お酒に関しては、節度をもってお楽しみください!

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(助産師 中村早希)

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