昨今のキャンプブームでキャンプサイトが整備され、便利なアウトドアグッズも続々と登場し、キャンプがより身近なものとなってきました。
そこで今回は、お子さんとのキャンプの際に携帯すべきグッズを、小児科医の視点からご紹介します。
■怪我などの応急処置には救急セットで対応をしましょう
定番としては市販の応急処置セットが挙げられます。清浄綿やアルコール綿、ガーゼ、絆創膏、テープなどが入っているものを選びましょう。ガーゼを切るハサミ、木片やトゲを抜くためのピンセット、骨折の際の三角巾などがあればなお便利です。
キャンプで傷などができた場合はまずは洗浄が必要となるので、洗浄用のきれいな水が入った水筒も用意しておきましょう。
また、大きめのきれいなタオルを数枚入れておけば、万が一の出血やその他の状況に応じた様々な用途で役立ちます。
これらをカバンの中に救急セットといれておけば、有事の際に慌てずに対応することができます。
■常備薬や緊急の場合の薬も忘れないようにしましょう
もしお子さんがなんらかの薬を服用しているのであれば、忘れずに持って行きましょう。アレルギーやぜんそくがある場合は内服薬や吸入器なども忘れないようにしてください。重症なアレルギーがありエピペン®を処方されているのであれば、すぐに対応できるようカバンの決まった場所に保管してください。
また虫刺され用のかゆみ止め、発熱や中耳炎などの疼痛用の解熱鎮痛薬、乗り物酔いをしやすい子どもの場合は酔い止めなども用意しておくと良いでしょう。
■日焼けどめ、虫除けスプレー、イオン飲料も用意しましょう
キャンプ、特に夏のキャンプであれば天気がよくない日でも日焼け止めは必須です。
山や森などの虫が多いところでのキャンプであれば、虫よけスプレーも持参すると良いでしょう。
これは常識となりつつありますが、脱水や低血糖予防にイオン飲料を準備しておきましょう。また子どもがグズった時にご褒美としてあげるのも良いでしょう。
これら以外にもキャンプに必要なものはあるかと思いますが、いろいろな状況を想定して準備万全な状態でキャンプを楽しんでください。万が一キャンプで体調を崩してしまったたり、大怪我をしてしまったりして医療機関を受診する際のために母子手帳も常備しておくと良いでしょう。
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(小児科医 田中俊之)
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