暑い日に外出したり、部屋の中でもたくさん遊んで汗をかくとできやすい「あせも」。なかなか良くならない、かゆがってかいてしまい悪化した、なんてことはありませんか?今回はそんなあせもの対策について解説します
■あせもは汗の出る管が詰まって起こります
あせもは、正式には汗疹(かんしん)と呼ばれ、汗が出てくる管が詰まって汗が皮膚の中にたまってしまう状態のことです。汗が詰まる深さによって、水ぶくれができたり、赤い小さなブツブツができたりと、見た目や症状が変わります。
■対策(1)汗をよく吸い取る
出来るだけ汗を吸い取ることができる洋服を着させましょう。特に寝ているときには汗をたくさんかくので汗をよく吸い取る下着を着たり、背中にガーゼを入れてこまめに取り替えることをお薦めします。
ベビーパウダーは汗を吸い出す効果がありますが(毛細管現象)、汗の出口を塞いでしまうこともあるので注意して使用しましょう。
■対策(2)皮膚を清潔にし保湿する
皮膚の汚れが汗の出口を塞いでしまうことがないように、皮膚を清潔に保ちましょう。汗をかいたらこまめにシャワーを浴びて汗を流したり、ぬれタオルでやさしく汗を拭き取ります。
その後、しっかりと保湿をしてください。皮膚は汗をかくと一見しっとりしているように見えますが、皮膚バリアが荒れて乾燥しやすい状態になっています。
■対策(3)温度・湿度を調節する
温度・湿度の調節も大切です。エアコンや扇風機を使い室温を27-29度位を目安にするといいかと思います。また湿度が高いときには除湿器を使用して湿度が50-60%位になるように調整してみましょう。
■こんな時には受診を!
対策をしっかりしていてもあせもが出来てしまうことはよくあります。洗浄して保湿していても良くならないときや、痒くてつらいとき、じくじくした湿疹がでてくるときには、小児科または皮膚科を受診することをお勧めします。しっかりとお薬を使い炎症を抑える、または感染を合併しているときには抗生物質が必要な時もあります。
体温を調整するためにたくさん汗をかくのが子供のいいところでもあります。汗がお子さんの味方になるようしっかり対策して、この熱い夏を乗り切りましょう。
さらに詳しく聞いてみたい方は、アプリメニュー内「産婦人科・小児科相談」より、小児科オンラインの医師にご相談ください。
※電話やLINEのメッセージチャット・音声通話・動画通話で小児科医に相談できるサービスです。
※アプリ会員の方は【無料】で小児科オンラインをご利用いただけます。
小児科オンラインはこれからもお子さんの皮膚に関する疑問を解決するために情報を発信していきます。
(小児科医 竹下淳子)
★小児科オンラインのご利用方法について★
<アプリから、webサイトを開く>
①アプリ画面下のメニューをタップする。
②メニュー内の「産婦人科・小児科相談」をタップする。
③「小児科オンラインへ」を選択。
④注意事項を読み、「注意事項に同意する」にチェックする。
⑤「小児科オンラインを見る」をタップする。
⑥確認メッセージの「移動する」をタップする。
⑦webサイト「小児科オンライン for キッズリパブリック」が表示される。
<予約>
①サイト内の「さっそく相談する(無料)」をクリックする。
②希望の予約日時を選んで「予約する」をクリックする。
※初めて予約の場合、会員登録が必要です。
③予約情報を入力する。
④ユーザ情報を入力する。
※この画面で「ひみつの合言葉」の入力が必要です。
⑤予約内容の確認をする。
⑥予約完了後、予約確認メールが届く。
<当日の相談>
①スマートフォンに、10分前メールが届く。
②予約時間になったら、LINEや電話で小児科医に相談する。
便利でお得なキッズリパブリックアプリのダウンロードはこちら。
もっと見る