小児科オンラインジャーナル

2019.07.02

夏に増える「とびひ」の予防策

高温多湿の季節になってきました。この時期に増えるのが、お子さんの「とびひ」です。とびひを防ぐために生活で気をつけるべきことをお伝えします。まず、とびひの原因、からご説明します。

■とびひは普段から皮膚にいる細菌が原因

なぜ、普段はきれいな皮膚にじゅくじゅくとしたとびひができるのか、どこからやってきた細菌に感染するのか、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

背景には、どんなに皮膚をきれいに洗っていても、必ず皮膚に細菌がいることが関係しています。普段は健康な皮膚に乗っかっているだけの無害な細菌が、さまざまな原因で皮膚のバリアが弱まると、皮膚に侵入・感染します。このことで一時的に細菌が増えます。

この増えた細菌が作り出す成分がその場所を触った手につき、その手で体の違う場所を触ったときに移って(飛んで)いきます。これが、とびひの正体です。

■とびひの予防は皮膚バリアを弱くしないこと

どんなに気をつけていても、皮膚に乗っかっている細菌はゼロにはできません。とびひは皮膚バリアが弱まった時にできやすい状態となります。そのため、とびひの予防には、皮膚バリアが弱くなってしまうきっかけを作らないことが一番です。

・キズや虫刺されをかきむしらない
・あせもを防ぐ
・アトピー性皮膚炎があればしっかり治療しておく
・爪は普段から短く切って、不用意な引っかき傷ができないようにしておく
・鼻をほじらない(鼻の粘膜を傷つけないようにする)

このような対策が有効です。

普段から皮膚をケアしておくことが、一番のとびひ予防です。参考にしていただければと思います。その対策を心がけても、完璧にはなかなかできません。もし、破れやすい水ぶくれやかさぶたが複数出てきてしまったら、とびひの可能性がありますので、医師に相談してみてください。

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(小児科医 橋本直也)



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