小児科オンラインジャーナル

2018.09.04

手足口病やヘルパンギーナなど子どもが口を痛がるときの食事

暑い日が続いていますね。この時期に流行るのは、手足口病、ヘルパンギーナといった、いわゆる「夏風邪」たちです。

いずれも特効薬がなく、熱さましを使いながら様子を見るしかない病気です。特別に病原性が高いというわけではないので、もしかかってしまっても、悲観的になりすぎる必要はありません。ただ、普通の風邪よりも、食事を痛がって、固形物を食べたがらない様子はありませんか?

【1. 食事を嫌がる原因は口内炎】

手足口病、ヘルパンギーナはのどの奥に口内炎ができることが特徴です。この、口内炎が食事を嫌がる原因です。場合によっては、つばを飲み込むのも痛がり、よだれが増えてしまうお子さんもいます。

【2. 固形物は食べにくいです】

口内炎が痛いせいで、固形物を飲み込むことを嫌がることがあります。ある程度、固形物の摂取が減ることは仕方ありません。口内炎が改善すればしっかり食べられるようになりますので、あせる必要はありません。食べられるものを選んで与えてください。

【3. おうちではまず食べられそうなものから与えてみましょう】

まず、少しでも「のどごし」の良いものを試してください。例えば、プリンやゼリー、ヨーグルトなどです。アイスクリームでもいいです。冷たいものを好むことが多いです。

おかゆも良いのですが、熱いものは痛がります。常温まで冷ましてからあげてください。

柑橘系の果物は痛がることが多いので、避けてください。もちろん、食べられるのであれば、構いません。

また、水分を与えるときは、なるべく糖分のあるものにしてください。イオン水が好ましいです。ミルクや母乳でも問題ありません。

なお、お熱があると余計に不機嫌になって食事が進まないこともあります。適宜、熱さましのお薬をご使用ください。

【4. 水分も受け付けなくなったら小児科を受診してください】

以上のことを試していただいて、涼しいお部屋でゆっくりと休養をとらせてあげてください。色々と試しても、水分さえも受け付けなくなってしまったときは、脱水の恐れがありますので、小児科外来を受診してください。

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(小児科医 橋本直也)



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