小児科オンラインジャーナル

2018.08.14

プール・川・海で遊ぶ際に保護者に必ず確認してほしいこと

そろそろ夏が始まり、子どもたちも水で遊ぶ機会が多くなってきます。水遊びは楽しくもありますが、保護者の方はその危険性を認識しておいてください。

今回は米国小児科学会の提案する「Swim Safety Tips」を参考に、水遊びに関する注意点をお伝えします。

【水で遊ばせる際は保護者が常に監視しましょう】

プールや海などで溺死などの事故を防ぐには、まずは子どもを一人にしないことです。ほんのちょっとした隙すらないよう保護者が注意しましょう。

さらに、海水浴場では、必ず子どもの周囲に監視員がいることを確認しましょう。

5歳以下のお子さんであれば、(できればCPR〈心肺蘇生法〉を習得している)大人の手の届く範囲で泳がせましょう。

日本ではプールや海水浴場以外には監視員はほとんどいません。そのため中学生以下の子どもの水難事故の半数以上は河川で発生しています。

【水の中の安全を確認しましょう】

プールでは吸水口や排水口などは壊れていないか前もって確認しましょう。

川や海の場合は保護者が水深が急に深くなっていないか、鋭い岩や海藻が覆い茂っていないか、その他危険な物がないか確認してください。また、河口や水の流れの強い場所では遊ばないようにさせてください。

また、離岸流(波が沖に戻ろうとするときに発生する強い流れ)の存在および、離岸流に巻き込まれた際は海岸と平行に泳ぎ、離岸流から脱出することを教えてください。

川や海でボートやカヌーにのる際は必ず適切なサイズのライフジャケットを着用させましょう。

【天候の変化を常に確認しましょう】

天候の変化には常に気を配り、暴風や豪雨、雷などの悪天候の際は海水浴や川での遊びは中止し、速やかに海や川からは引き上げてください。

川辺では上流にダムがある場合や悪天候の場合は、急に増水することがあることもあります。中州で遊んでいると急な増水により、逃げ道がなくなることもあるため、常に周りの変化に気を配りましょう。

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(小児科医 田中俊之)



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