小児科オンラインジャーナル

2018.07.03

子どもが風邪をひいて鼻水が多いときは急性中耳炎に要注意!

子どもは中耳炎になりやすいとよく言われますが、その理由をご存知でしょうか?中耳炎とはどのような病気で、どんなときに疑って病院を受診するべきか、ご紹介します。

【急性中耳炎とは中耳に細菌やウイルスが入り炎症が起きる病気のこと】

お子さんが風邪をひき、鼻水が出ていたと思ったら熱も出て、中耳炎と診断された経験はありませんか?ウイルスによる風邪で鼻水や痰が長引くと、鼻の奥やのどにいる細菌やウイルスが、鼻の奥と耳の奥をつなぐ「耳管(じかん)」を通って、「中耳」というところに入り炎症が起きることを急性中耳炎といいます。

保育園や幼稚園などの集団保育が始まるとウイルス感染をおこしやすく、中にはこの急性中耳炎をくり返してしまうお子さんもいます。

【子どもは大人に比べて急性中耳炎になりやすい】

子どもの鼻の奥と中耳につなぐ耳管は、大人より太く、短く、角度が水平に近いといった特徴があります。そのため鼻の奥やのどから細菌やウイルスが中耳に侵入しやすく溜まりやすいため、侵入した細菌やウイルスが増えて炎症を起こします。さらに年齢が低いほど全身、鼻、のどの抵抗力も未熟なので、より急性中耳炎を起こしやすいでしょう。

【家ではこまめに鼻水を出してあげましょう】

鼻水が鼻の中にたまっていると、急性中耳炎が起こりやすくなります。自分で鼻をかむことが難しいお子さんの場合は、お家でも鼻吸い器を使ってこまめに鼻水を吸ってあげてください。鼻通りを良くすることが大切です。

お風呂上りや朝起きた時など、鼻水が多く出るようなときには鼻吸いをすることがおすすめです。

【こんなしぐさや様子があったら耳鼻科受診をおすすめします】

・3日以上続く発熱
・黄色い鼻水
・やたらと不機嫌
・泣き止まない
・耳を触ったり耳の中に指をいれようとする

このような症状がいくつか当てはまる時、耳鼻科で耳を診てもらうと良いでしょう。

急性中耳炎の場合、症状や鼓膜の状態により抗菌薬を飲むことでよくなることも多いです。

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(小児科医 竹下淳子)



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