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小児科オンラインジャーナル

2017.12.14

赤ちゃんの睡眠に関する3つの推奨

楽しみにしていた赤ちゃんとの新しい生活が始まりました。でも、赤ちゃんの日常は不思議なことばかり。夜寝ているかと思ったら、目をぱっちりあけて一人でニコニコしていたり。今までなかった夜泣きが突然始まったり。

どうなっているんでしょう、赤ちゃんの睡眠って?

【米国睡眠医学会が推奨する赤ちゃんの睡眠時間は12-16時間】

2016年米国睡眠医学会が子どもに推奨される睡眠時間を発表しました。1歳未満の乳児では12-16時間の睡眠時間(お昼寝も含む)が推奨されると報告しています。しかし、正確にお伝えすると国や生活習慣も多様で赤ちゃんを対象とした研究は難しく、日本の赤ちゃんが何時間睡眠を必要とするのかは科学的には判明していません。

また3か月以下の乳児は睡眠時間のばらつきが多く、研究報告が少ないとの理由で推奨される時間は示されていません。

大事なことは、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ睡眠リズムが完成されていないため、睡眠時間がまちまちであるということです。

【一日のリズムを作ってあげましょう】

睡眠は全ての生き物に必要なもので、赤ちゃんの脳の発達には特に重要な役割を持っています。生まれて間もない赤ちゃんの時期は体内時計がまだ未熟なため、夜になっても同じ時間に寝ていなかったりします。きちんとした睡眠サイクルが出来上がるのは3-6か月といわれていますので、それまでは赤ちゃんにとって心地よい睡眠環境を作ってあげることが大切です。基本的には夜になったら暗くて静かなお部屋に移動させ、朝になったら日の光があるところで、家族のおしゃべりなどで賑やかに過ごすと良いでしょう。

米国睡眠医学会ではなるべく夜間の睡眠ができるよう日中のお昼寝は少なくすることが推奨されています。

【安全のためママと一緒の部屋で寝かせてあげましょう】

米国小児科学会が同様に赤ちゃんの「安全な」睡眠という観点から提言をしています。生後6か月、できれば1歳まではママと同じ部屋で寝ることが推奨されています。同じベッドで添い寝ではなく、同じ部屋で赤ちゃん用の布団やベビーベッドに寝かせてあげましょう。ママにとっても赤ちゃんのそばであれば夜間の授乳がしやすく、なにかあったときもすぐに気づくことができるようになります。
睡眠は生まれて間もない赤ちゃんの大きな仕事の一つです。少しでも快適で安全に眠れるように、工夫してみてください。

決してご家族の負担にならないように、なるべくおおらかな気持ちで接してあげてください。

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(小児科医 田中俊之)



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