小児科オンラインジャーナル

2017.11.16

小児ぜんそくの基本の「き」

「呼吸がゼーゼー・ヒューヒューしているときがある」「機嫌が悪くて夜も眠れていない」など小児ぜんそくの症状は、軽症なものから重症なものまで様々です。

そのような症状をくり返しているお子さんは、ひょっとすると小児ぜんそくかもしれません。
小児ぜんそくとはどのような病気なのか、お伝えします。

【1. ぜんそくでは些細な刺激で空気の通り道が細くなり息苦しくなります】

ぜんそくでは些細な刺激で気管支が細くなり空気が通りにくくなり息苦しくなります。
この状態を「急性発作」もしくは単に「発作」と呼びます。

風邪などのウイルス感染、ホコリ、運動や冷気などが発作を引き起こす刺激となります。

発作の際に狭くなった気管支を空気が通ると、「ヒューヒュー」という音(喘鳴)になります。
聴診器がなくても背中に耳を押し当てると聞こえることが多いです。
発作は夜間や明け方に多い特徴があります。

風邪の時に咳がひどくなりやすい、風邪も引いていないのに夜や明け方に「ヒューヒュー」と胸から音がするなら、それはぜんそくの発作かもしれません。

【2. ぜんそくとは気管支が日頃から荒れた状態のことです】

ぜんそくとは、気管支に慢性的な炎症がある、つまり日頃から荒れた状態のことです。
荒れて過敏な状態であるため、健康であれば何も起きないような些細な刺激でも発作が起きます。
ずっと荒れた状態が続いているため、発作が何度もくり返し起きてしまいます。

【3. ぜんそくは発作が起きていない時の治療が大切です】

ぜんそくの治療には、「発作が起きた時に行う治療(発作治療)」と「発作が起きていない時に日常的に行う治療(長期管理)」の2種類があります。

ヒューヒュー・ゼーゼーして息苦しい発作の際に処方されるお薬(発作治療薬)は一時的に呼吸を楽にしてくれますが、それだけではぜんそくが治ったことにはなりません。
先にも書いた通り、ぜんそくは発作がない時も、日頃から空気の通り道が荒れた状態(気管支の慢性炎症)です。
完全に荒れた状態を治し気管支を健康な状態に保つために、「発作が起きていない時に日常的に行う治療(長期管理)」をしっかりと行うことが大切になってきます。

さらに詳しく聞いてみたい方は、アプリメニュー内「子どもの健康・子育て相談」より、小児科オンラインの医師にご相談ください。

※小児科オンラインは、LINE、電話で小児科医に相談できるサービスです。
※アプリ会員の方は【無料】で小児科オンラインをご利用いただけます。

小児科オンラインはこれからもお子さんのアレルギーに関する疑問を解決するために情報を発信していきます。
(小児科医 蘇哲民)



★小児科オンラインのご利用方法について★

<アプリから、webサイトを開く>
①アプリ画面下のメニューをタップする。
②メニュー内の「産婦人科・小児科相談」をタップする。
③「小児科オンラインへ」を選択。
④注意事項を読み、「注意事項に同意する」にチェックする。
⑤「小児科オンラインを見る」をタップする。
⑥確認メッセージの「移動する」をタップする。
⑦webサイト「小児科オンライン for キッズリパブリック」が表示される。

<予約>
①サイト内の「さっそく相談する(無料)」をクリックする。
②希望の予約日時を選んで「予約する」をクリックする。
※初めて予約の場合、会員登録が必要です。
③予約情報を入力する。
④ユーザ情報を入力する。
※この画面で「ひみつの合言葉」の入力が必要です。
⑤予約内容の確認をする。
⑥予約完了後、予約確認メールが届く。

<当日の相談>
①スマートフォンに、10分前メールが届く。
②予約時間になったら、LINEや電話で小児科医に相談する。

便利でお得なキッズリパブリックアプリのダウンロードはこちら。

小児科オンラインジャーナル一覧へ戻る