小児科オンラインジャーナル

2017.10.05

子どもが薬を吐いてしまった!あわてずに3つの確認を

「体調の悪い子どもが嫌がりながらもなんとか薬を飲んでくれた」多くのご家庭でそんな場面を経験していると思います。「ほっとしたのもつかの間、子どもが嘔吐してしまった!どうしよう?!」せっかく飲ませた薬を吐いてしまったら、保護者の方が動揺されるのももっともです。冷静さを取り戻したら、下記の3つのポイントを確認してみましょう。

【1. 薬を飲んだ直後に吐いてしまったら、もう一度同じ薬を飲ませても大丈夫】

子どもに薬を飲ませた直後に全部吐いてしまうことがありますよね。その場合はほとんど薬は体に吸収されていないので、もう一度同じ薬を飲ませても大丈夫です。これは、絶対に飲ませなければいけないということではありませんので、次のポイントも確認してくださいね。

【2. 座薬なら使えるかもしれません】

一部の薬には、同じ効き目でも飲み薬のものと、座薬のものがあります。代表的な薬としては、吐き気止めの薬と解熱鎮痛薬です。吐き気止めの座薬は下痢がひどい時には使いにくいですが、吐き気や嘔吐が主な症状の場合にはピッタリです。「高熱で寝苦しそうにしているから解熱鎮痛薬を使ってあげたいけど、飲み薬では吐いてしまう」そんな時には、解熱鎮痛薬の座薬を試してみましょう。

【3. 飲みなおす必要のない薬かもしれません】

子どもが薬を吐いてしまった時にぜひ確認して欲しいことは「この薬は今必ず飲まなければいけない薬か?」ということです。例えばお腹の調子が悪い時によく処方される整腸剤は、症状を少し早めに改善してくれるいい薬ですが、体内のウイルスや毒素を直接なくす根本的な治療薬ではないので、1回分飲まなかったから具合が悪くなるという薬ではありません。その他、解熱鎮痛薬、去痰薬(痰を出しやすくする薬)、鎮咳薬(咳止めの薬)なども同様です。普段からかかりつけの先生や薬剤師さんにそれぞれの薬の内容を確認しておくことが大切ですね。もちろん、ご自身で判断がつかない場合はぜひ小児科オンラインの医師にご相談ください。

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(小児科医 安藤友久)



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