小児科オンラインジャーナル

2017.08.14

アトピー性皮膚炎の子どもの夏のスキンケア

たくさん汗をかく夏は、アトピー性皮膚炎が悪化しやすい季節です。とはいえ、汗をかく外遊びや、海水浴・プールなどを制限する必要はありません。ちょっとした工夫で湿疹の悪化を防ぐことができるので、ぜひ実践してみましょう。

【1. 汗は放置せずにすぐにシャワーで洗い流す】

汗をかくこと自体は悪いことではありませんが、汗を長時間放置してしまうと湿疹が悪化してしまいます。夏の間だけでも、通常の入浴に追加して、汗をかいたら早めにシャワーを浴びるようにしましょう。その際は、石鹸を使用せずに、お湯(水)でさっと流すだけで十分効果的です。石鹸を使用して洗浄したら、シャワー後、通常の入浴時と同じように保湿をするようにしましょう

【2. 海水浴では海から上がったら真水で洗い流す】

海水浴で海から上がって海水がついたまま肌を乾燥させると、皮膚バリアが壊れてしまうことがあります。海から上がったらすぐに真水をかけて海水を洗い流しましょう。こまめに洗い流せるように、あらかじめ水道水をペットボトルなどに入れておくと便利です。海から完全に上がったら保湿するのがオススメです。

【3. プールの塩素対策にできればワセリンを塗る】

プールの塩素は皮膚への刺激となります。プールから上がったらよく洗い流すことはもちろんですが、可能であればプールに入る前にワセリンを塗りましょう。皮膚が直接刺激を受けるのを防いでくれます。

【4. 日差しを避けて日焼けを予防】

日焼けも湿疹を悪化させます。日常では帽子やフードなどを使用する、海水浴ではラッシュガードを着用するなどして、日差しを避けましょう。

日焼け止めは、かぶれや金属アレルギーを起こす人もいるため、一概にはオススメしません。もし使用される場合は、低刺激なノンケミカル(金属が含まれない)の製品を選びましょう。また、試験的に3日間程度、部分的に塗ってみて、問題がないことを確認してから広い範囲に塗るようにしましょう。

暑い夏だからこそ、皮膚トラブルなく、楽しく過ごしたいものですね。

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(小児科医 安藤友久)



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