小児科オンラインジャーナル

2017.06.29

ダニアレルギーの方必見!正しい寝具の掃除

気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など、子どもに多いアレルギー疾患には、ダニが多く関わっています。ぜひ正しい寝具の掃除方法を知って、予防や悪化防止に役立ててください。

【1. 布団の両面を掃除機がけすることがとにかく重要】

ダニはそれ自体大変小さく、さらに小さい死骸やフンもアレルギーの原因となります。一見きれいそうな布団にも、表面はもちろん、中にたくさんのダニが潜んでいます。
そのため1週間に1回は、片面1分以上時間をかけて、布団両面の掃除機がけを定期的に行いましょう。

【2. 天日干しよりも布団乾燥機が有効】

布団を天日干しすることは確かに気持ちがよく、それ自体を否定するつもりはありませんが、ダニ対策という点では、布団乾燥機の方が有効です。天日干しをしてもダニを死滅させることはできません。一方で、布団を覆った状態で乾燥させるタイプの布団乾燥機で50度以上に温度を上昇させると、ダニが全滅すると言われています。
なお、天日干しをした後の布団叩きは、ダニの死骸やフンを表面に浮かび上がらせるので、はダニ対策としては逆効果になりかねません。布団叩きの後には、必ず布団の掃除機がけをしましょう。

【3. 布団の丸洗いはそれだけでは不十分】

丸洗いできる布団も多くなってきていますね。汗や汚れを取り除く意味ではとても有効ですが、ダニを死滅させる効果はなく、量を少なくする効果しかありません。洗濯後の衣類乾燥機の使用は温度が上がりダニが死滅させることができますが、やはり死骸が残ります。
布団を丸洗いしたあとに、衣類乾燥機にかけ、その後、掃除機がけをすることがポイントです。ダニを死滅させ取り除くことができます。

【4. 高密度繊維の布団カバーがオススメ】

通常のシーツや布団カバーには、ダニが通過するには十分な大きさの隙間が存在します。そのため、布団の中にはダニがたまりやすくなります。
そこでオススメなのが、ダニが通過できないように隙間が大変狭くなっている高密度繊維のカバーです。これを使用すると、布団の中にダニが潜む心配がありません。ただこれを使用した場合も、表面にはダニが付着するので、掃除機がけは欠かせません。

さらに詳しく聞いてみたい方は、アプリメニュー内「子どもの健康・子育て相談」より、小児科オンラインの医師にご相談ください。

※小児科オンラインは、LINE、電話で小児科医に相談できるサービスです。
※アプリ会員の方は【無料】で小児科オンラインをご利用いただけます。

小児科オンラインはこれからもお子さんのアレルギーに関する問題を解決するために情報を発信していきます。
(小児科医 安藤友久)



★小児科オンラインのご利用方法について★

<アプリから、webサイトを開く>
①アプリ画面下のメニューをタップする。
②メニュー内の「産婦人科・小児科相談」をタップする。
③「小児科オンラインへ」を選択。
④注意事項を読み、「注意事項に同意する」にチェックする。
⑤「小児科オンラインを見る」をタップする。
⑥確認メッセージの「移動する」をタップする。
⑦webサイト「小児科オンライン for キッズリパブリック」が表示される。

<予約>
①サイト内の「さっそく相談する(無料)」をクリックする。
②希望の予約日時を選んで「予約する」をクリックする。
※初めて予約の場合、会員登録が必要です。
③予約情報を入力する。
④ユーザ情報を入力する。
※この画面で「ひみつの合言葉」の入力が必要です。
⑤予約内容の確認をする。
⑥予約完了後、予約確認メールが届く。

<当日の相談>
①スマートフォンに、10分前メールが届く。
②予約時間になったら、LINEや電話で小児科医に相談する。

便利でお得なキッズリパブリックアプリのダウンロードはこちら。

小児科オンラインジャーナル一覧へ戻る