小児科オンラインジャーナル

2017.06.15

うちの子は食物アレルギー?本当の症状と間違えやすい症状

食物アレルギーはまれな病気ではなく、赤ちゃんの10人に1人、小学生でも100人に2-5人がかかる病気です。原因がありふれた「食物」であるため、お子さんが食物アレルギーであった場合、今後の生活に対してとても不安になると思います。今回はその症状を確認してみましょう。

【1. 食物アレルギーの症状は皮膚症状、咳、嘔吐・下痢などさまざま】

食物アレルギーの症状には食べてすぐ出てくる(2時間以内)即時型と2時間以降に出てくる非即時型の2種類がありますが、多くは即時型です。
その症状として、「じんましんなどの皮膚症状」、「咳き込み、ゼーゼーする」、「下痢、嘔吐」など様々な症状があります。
このような症状が出たときは食事内容を細かく記録しておきましょう。後で振り返ってみると共通する食材が浮かび上がってきて、原因食物を見つけやすくなります。

【2. 食物アレルギーの皮膚症状の多くは盛り上がってかゆい「じんましん」】

即時型食物アレルギーで出てくる皮膚症状のほとんどは「じんましん」です。じんましんの特徴は蚊に刺されたときに出てくるような、盛り上がった皮疹でかゆみを伴うものです。そのため、それ以外の皮膚症状が出てきた場合は、本当に食物アレルギーによる症状かどうか慎重に見極める必要があります。

【3. 口のまわりだけ赤くなるのは食物アレルギーではなく接触性皮膚炎かも】

「食事をしていたら口のまわりが赤くなりました。これは食物アレルギー?」とご心配される保護者の方が多くいます。しかし、そのような場合、ほとんどは「接触性皮膚炎」で、食物アレルギーではありません。
わかりやすい例として、醤油を使った食事を食べていて、醤油が口の周りについてそれを拭かずにいたらかゆくなってきたというものがあります。これは大豆や小麦のアレルギーという訳ではなく醤油にかぶれてしまったというものです。
食べる前にワセリンなどをぬって、皮膚の上に膜を作ってから食べさせると症状が出なくなりますよ。

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(小児科医 千葉剛史)



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