小児科オンラインジャーナル

2017.05.18

おむつかぶれ治療の鍵は「乾燥」と「清潔」

「赤ちゃんの機嫌が悪いと思ったら、おしりが真っ赤!」なんていうことは、多くの保護者の方が経験されることです。赤ちゃんの皮膚は弱いので、気をつけていたとしても、おむつかぶれになってしまうことがあります。そんなおむつかぶれの、米国皮膚科学会が推奨する予防と治療のヒントをご紹介します。

【1. 汚れたおむつはできるだけ早く交換】

おむつが汚れたらできるだけ早く交換することが、予防にも治療にも最も重要です。湿った環境でおむつかぶれは悪化します。早めのおむつ交換で「乾燥」させてあげましょう

【2. おむつの中はこすらず優しく洗浄】

おむつの中を「清潔」にするために、水とやわらかい布で洗浄しましょう。アルコールや香料を含まないおしりふきを使ってもいいでしょう。かぶれがひどい時は、布やおしりふきで拭うと、痛いですし、それ自体がかぶれを悪化させてしまいます。水をトリガースプレー(強めの霧吹き)などに入れて噴射し、その水圧で優しく汚れを落としましょう。
そしてすぐにおむつを履かせるのではなく、よく「乾燥」させてからおむつを履かせるのがポイントです。

【3. 亜鉛華単軟膏をぬる時はケーキにクリームをぬるようにたっぷりと】

病院ではよくおしりかぶれに亜鉛華単軟膏が処方されます。この軟膏は、うんちやおしっこが皮膚に触れないよう、ケーキに生クリームをぬるように少し広めの範囲にたっぷりとぬるのが大切です。そしてこの軟膏はおむつ交換の度に取り除く必要はありません。1日1回程度優しく取り除き、ぬり直しましょう。

【4. 感染かもと思ったら早めに医師に相談を】

全身の発熱や皮膚の水ぶくれ、膿、激しい痛みが出現したり、1から3のケアによってもおむつかぶれが悪化したり広がってくるようであれば、通常のおむつかぶれではなく感染しているかもしれません。早めに小児科オンラインの医師やかかりつけの医師に相談しましょう。

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(小児科医 安藤友久)



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