家族で楽しい!おうちプールのすすめ

  • 2020.08.11

海水浴やプール遊びは夏のお楽しみ!ただ、レジャーシーズンでも海やプールに出かけることができないこともあり、ストレスを溜めていませんか?そんなファミリーには、お庭やベランダで気軽に楽しめるおうちプールがおすすめ。今回は、未就学児のお子さまも学びながら楽しめる水遊びのアイデアを保育士がご紹介します。

おうちプールのおすすめサイズや準備方法

まず準備したいのが家庭用プールです。用意するときは、次のポイントをチェックして選びましょう。

●対象年齢を必ずチェック

プール遊びでもっとも大切なのは安全性です。転倒や溺れを防ぐため、必ずメーカーが設定している対象年齢をチェックして、お子さまの年齢に合うものを選びましょう。

●サイズ選びは使う場所を想定して

小さめのベランダで使うときは、直径80~200cm程度がおすすめです。大人も一緒に入るケースや、広い庭で使うときは直径200cm以上がベスト。大型は、電動空気入れを使うと膨らませるのがスムーズです。

●乳幼児はプールの深さにも注意

乳幼児やお子さまが入るときは、プールの深さにも注意が必要です。底クッション付きのタイプは転倒したときに衝撃を吸収してくれるため、小さなお子さまがいる家庭におすすめです。

しまってあった家庭用プールを使うときは、安全のため、穴が開いてないか、破れはないかをチェックしましょう。なお、おうちプールを楽しむときにはこんなグッズもあると便利です。

●水着(乳児は水遊び用パンツ)
●バスタオル
●足ふきマット
●サンダル
●日よけグッズ(ラッシュガード、日焼け止め)
●水分補給用飲み物
●水遊び用おもちゃ

保育士おすすめ!親子で楽しむプール遊びアイデア

プール遊びは、子どもが水の性質や特性を知るチャンス。水と触れ合うことで、水を使う生活の知識が身につきます。また水遊びは、触覚や視覚、聴覚を刺激する遊びです。脳が活性化し、情緒的な感情、思いやりの気持ち、自発性など生きていくために必要な力が養えます。おうちにあるものでおもちゃを手作りすれば、手先や視覚を使う表現の力を培う遊びもできますよ。こんな手作りおもちゃを作ってみてはいかがですか?

【ペットボトルのジョーロ】

●作り方

材料:空きペットボトル、キリ
ペットボトルの底に、キリで8個程度穴を空けます。シールやビニールテープを貼ったりマジックで絵を描いたりすれば、オリジナルのジョーロが完成!

●遊び方

ジョーロは赤ちゃんから幼児まで楽しめます。水を親子でかけあったり、植木にお水をあげたり、遊び方は自由自在。ペットボトルの口を手で閉じたり開けたりして水の勢いを変えるなど、水の動きを感じる遊びも、子どもの探求心が育つためおすすめです。水に入るのが苦手な子どもでも、手の感触で水を楽しむことができます。

【牛乳パック水車】

●作り方

材料:空の牛乳パック、ストロー、ホチキス
① 牛乳パックの注ぎ口(白いところ1㎝)は切り捨てる。さらに上から4㎝を切り取る(車の部分)。
② 残りの牛乳パックの四隅に上から8㎝切り込みを入れ、向かい合う面を切る。
③ 残りの2面を台形に切り、中心に三角に切り込みを入れる。(ストローを置く場所を作る)
④ ①で切り取った部分を4面を中心に集めて真ん中にストローを入れ、ホチキスで止める。

●遊び方

まずは、上から水をかけて車がクルクル回る様子を楽しみましょう。水の量を減らしたり増やしたりすると、水車の回るスピードが変化。観察することで、水の動きや、重さの違いを学べます。車部分をとれば空の容器になるので、水を持ち運んだり、色水を作ったり、いろいろな遊びに使えます。子どもの好きなように使わせてあげれば、想像力を育むきっかけになるでしょう。

おもちゃを作る時間がないときは、おうちにあるボールや空き容器でも遊べます。おすすめは、水に入れてもよいものを使って、子どもとそれが浮くか、沈むかを予想するゲーム。重さや軽さの概念を知ることで、生活の知恵が得られます。

これだけは気をつけて!水遊びの注意点

子どもは水深がわずかでも溺れてしまうリスクがあります。大事なお子さまを守るために、十分注意することが必要です。直射日光が当たる場所で遊ぶときは、日焼け・熱中症対策をしっかりします。こまめに様子を見て、水分補給の声かけをしましょう。遊びすぎて身体を冷やしすぎないことも大切。2~3歳は20~30分程度、4~5歳でも1時間以内を目安に遊ばせましょう。安全のため、事前にお子さまと「走り回らない」「ホースを持たない」「30分で出ようね」など、ルールを決めておくと良いですね。

大人も気分爽快!おうちプールを楽しもう

プール遊びは子どもとのコミュニケーションだけでなく、親子がリフレッシュする良い機会にもなります。大人は子どもを見守りながら、プールに足をつけてお気に入りの飲み物で気分転換するのもおすすめです。

家庭用プールは、おうちごっこやボールプール遊びなど、夏以外のおうち遊びにも使えます。まだおうちプール遊びをしたことがない方は、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

イオンの売場やイオンスタイルオンラインでは、ベビーから楽しめるサイズから大型まで、様々なタイプのプールをご用意しています。自分たちにぴったりのプールを選んで、この夏を満喫してくださいね!

●この記事を書いた人
加野 有美(かの ゆみ) 保育士・エスキッチン食育サポーター
保育士・調理師・食育インストラクター他、多くの資格を所持し、子どものお料理教室を主催する2児のママ。子ども向けイベントへの講師経験も多数。保育士の観点から子どもとの工作や料理を通じ自立心を育むべく邁進中。「食べること=生きること」をモットーに食育にも力を入れている。

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