夏の楽しみなイベントといえばお祭り! 今年はイベントの中止や延期が相次いでいますが、そんなときは家族みんなで手作り屋台フードをおうちで準備して、お祭り気分を楽しんでみませんか?今回は、親子が一緒に作れる段ボール製のおうち屋台と、お祭りで人気のフルーツあめの作り方をご紹介します。
まずは「おうち屋台」作りから!
お祭り気分を味わうためには、見た目が肝心。まずは「おうち屋台」を作りましょう。家族が家にいる時間が増えたこの機会に、パパの力も借りて、本格的な屋台を作ってみませんか?
【屋台の作り方】
材料
●段ボール 3箱 ※横の長さが30cm以上のもの。写真の段ボールは140サイズ(55×45×40㎝)を使用しています。
●ガムテープ・セロハンテープ
●ハサミ・カッターナイフ
●工作用ボンド・のり
●装飾用の画用紙、包装紙、布など
① 段ボールを組み立てふたつ並べる。中心がずれないようにガムテープでとめる。
② もうひとつの段ボールを用意し、上部と底面を開いた状態で、向い合う一番大きい面をふたつ切り取る(4枚の平面の段ボールに分かれる)。その2枚を半分に折り、折り目が付いたところに両端から8㎝切り込みを入れる。切り込み部分を外側に広げ折り曲げておく。
③ ②で切り取って使った分の残りの2枚うち、1枚を屋根として使う。手前正面を7㎝折る。
④ ①の段ボールの上の両端に②を置き三角に立たせる。ガムテープでとめる。
⑤ ④の段ボールの上に③をのせ、上部もガムテープでとめる。
【あめをさす台の作り方】
材料
●発泡スチロールまたは平たい紙箱 ひとつ
●アルミホイル
●キリ(穴があけられるものであればOK)
① 発泡スチロールか平たい紙箱に、アルミホイルを巻き付ける。
② フルーツあめの数だけ穴をあける。
屋根作りが大変な場合は、①の台を作るだけでもOKです。土台が完成したら、お子さまと一緒に自由に装飾をしましょう。「どんな屋台になるか楽しみだね!」と声をかけながら、楽しんで作るのがポイントです。
屋台スイーツの定番・フルーツあめを作ろう
次は親子で屋台スイーツ作りに挑戦!フルーツあめは、見た目もかわいく旬の果物がたくさん使えるので、お子さまも喜びます。
【買い物のポイント】
夏が旬のフルーツは、さくらんぼ、桃(すもも)、ぶどう、パイナップルなど。フルーツあめ作りには硬めのものがおすすめです。食べごろを選ぶポイントは、香りが高いこと、果皮の表面につやとハリがあること、色がくすまずキレイなこと。お子さまと「色がキレイなのはどれだ?」とクイズのように選ぶと楽しいですよ。
【フルーツあめの作り方 (15本~20本程度)】
材料
●お好みのフルーツ (すもも1パック、小りんご6個程度)
●砂糖 350g
●水 100ml
●割り箸か竹串 15本~20本くらい
① 皮つきのフルーツは水洗いし、ペーパーで水気をとる。お好みのフルーツを割り箸(小さいフルーツは竹串)にさしておく。
② 薄手の小鍋に水を入れ、砂糖を加える。混ぜたら中火で6~7分、粘りが出て細かい泡につやがでる状態になるまで加熱する(仕上がり温度の目安は150~160℃弱。あれば温度計で計るとベター)。過熱している間に、バットを用意しクッキングシートを敷いておく。※中心からグツグツ沸いてつやが出るまでかき混ぜないことがポイント。
③ コップに水を用意し、竹串に②をからめ水の中に入れてすぐ取り出し、あめが固まるかチェックする。取り出した竹串についたあめがベトベトしていたら②はさらに過熱し、パリパリに固ければ火を止める。
④ 素早くあめの中に竹串にさしたフルーツを1本ずつ入れ一回転してからませ、クッキングシートに置いていく。
お子さまには、フルーツを洗う作業や、竹串にさしてもらう作業をお願いします。4~5歳以上ならフルーツにあめをからめてもらうのも良いですね。あめは高熱になるため、加熱中は触らないことを約束してから進めましょう。火を使うのが心配な場合は、市販の水あめにフルーツをからませるだけでもOK。透明カップやウエハースにのせると作りやすいのでおすすめです。
「いらっしゃいませ!」親子で屋台ごっこ
屋台と水あめの準備ができたら、おうち祭りのスタートです! お店屋さん役とお客さん役に分かれて、屋台ごっこをしましょう。お店屋さん役の子どもには、エプロンやはちまきをつけてあげると良いですよ。紙で作ったお金を使うとさらに本格的です。「いらっしゃいませ」「りんごあめをください」「100円です」「ありがとうございました!」と、言葉を使ったやりとりをするのが楽しむポイント。子ども大人も、普通のお祭りにはない体験が得られるはずです。家族みんなでお祭り気分を満喫しましょう♪
おうちで季節のイベントを楽しもう!
子どもと一緒に手作りやごっこ遊びをする時間は、親子のコミュニケーションを生む貴重な機会。夏の大切な思い出になるでしょう。イオンの売場やイオンスタイルオンラインでは、果物や工作グッズまで、手作りをサポートするアイテムを幅広くご用意しています。ファミリーで、夏の充実したおうち時間を過ごしてくださいね!
●この記事を書いた人
加野 有美(かの ゆみ) エスキッチン食育サポーター
大学卒業後より料理講師など食に携わる仕事を経て「食べること=生きること」をモットーに、多くの人が健康的でイキイキと過ごすことができる食の提案をしている。旬の野菜料理やパン、製菓を得意とする。調理師・食育インストラクター・国際薬膳食育師など食に関する資格を多数所持し、食育講座やレシピ提案、ライター業、イベント、出張料理と多岐にわたり活動中。保育士資格を保有し、子どもたちの食育にも力を入れている。