おうち時間を豊かに!見た目もかわいい時短親子クッキング

  • 2020.05.18

忙しい食事の準備中、お子さまから「私もやってみたい!」と言われた経験はありませんか?
子どもと過ごすおうち時間が増えるタイミングこそ、お手伝いのチャンス! 一緒に料理を作ることで、食育の効果が期待でき、お子さまの自立心を育むことができます。
一方で、保護者としては「早く料理を仕上げたいんだけれど…」とお手伝いを促すか迷いがちです。
そこで、今回はお子さまと楽しみながらあっという間にできる料理をご紹介します。調理中のお子さまへの声かけ例を参考にしながら一緒に作ってみてくださいね。

親子でカフェ気分♪ 冷凍グラタンで作る簡単おしゃれプレート

手間暇かかるイメージのグラタン。しかし、冷凍グラタンを使えば、子どもととても簡単にアレンジ料理ができます!
お子さまには、グラタンにのせる具材の準備や飾りつけを積極的に担当してもらいます。
低年齢のお子さまには、サラダチキンを手でさいてもらったり、仕上げのチーズをのせてもらったりしましょう。「このチキン、手でさけるかな?」「おいしそうにチーズを飾れたね! すごい!」と興味をひく声かけややる気を出させる声かけをしてみましょう。
包丁を使えるお子さまは、ナスの輪切りに挑戦! 厚めに切ってしまっても、心配はいりません。後から、縦半分にカットして調整すればOKです。野菜が切れたら「ありがとう!」「助かったよー!」と伝えることで、お子さまはより達成感を覚えます。

グラタンをレンジで温めている間にデザートの用意を進めましょう。ヨーグルトを器に入れて、お子さまにジャムやお好みのソースをかけて仕上げてもらいます。シリアルや家にあるフルーツを加えれば、よりおしゃれなデザートのできあがり。
簡単で手間をかけずにすぐできる、おしゃれな欲張りプレートを親子で楽しみましょう!

子どもが喜ぶ! ウサちゃんの彩りレトルトカレー

簡単で便利なレトルトカレー。創意工夫次第で、いつもと違うかわいいカレーに変身させられます!
お子さまには、白米でウサギの形を作ってもらいます。
お茶碗にラップを敷き、白米を入れます。詰め方がスカスカですとうまく形にできないので、ぎっしりお米を詰めるようにするのがポイント!
ウサギの耳は、ラップで包んだ白米を縦長にし、形を整えて作ります。多少形がいびつでも問題ありません。お皿を用意し、お茶碗をひっくり返してうさぎの顔部分を中心に配置。耳の分のお米は、顔の上に置いて整えます。
「この耳かっこいいね!」「お顔のまん丸な形がきれいだね」と具体的に良くできたポイントをほめてあげてください。親の声かけが、子どものやる気を引き出します。

海苔とハムで目と鼻をトッピングします。子どもの自由な発想を大切にした切り抜きや型抜きの作業は五感が刺激されます。キッチンバサミや型抜きパンチで食材を楽しくカットしていきましょう。
「この飾りつけかわいいね!」「上手に手伝ってくれたから、とっても助かるわ!」など親子でコミュニケーションをとりながら一緒に楽しみましょう。
最後に、お好みの野菜をのせれば彩りが華やかでビタミン豊富なカラフルカレーに!

もっとお手伝いをしたいお子さまには、あまった野菜を使ってサラダを作ることもおすすめです。
親子で楽しく手軽なお料理タイムを過ごしてみてくださいね!

●この記事を書いた人

加野 有美(かの ゆみ) エスキッチン食育サポーター
大学卒業後より料理講師など食に携わる仕事を経て「食べること=生きること」をモットーに、多くの人が健康的でイキイキと過ごすことができる食の提案をしている。旬の野菜料理やパン、製菓を得意とする。調理師・食育インストラクター・国際薬膳食育師など食に関する資格を多数所持し、食育講座やレシピ提案、ライター業、イベント、出張料理と多岐にわたり活動中。保育士資格を保有し、子どもたちの食育にも力を入れている。

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