小児科オンラインジャーナル

2023.12.28

これってけいれん?注意すべきふるえ・ぴくつきの見分け方

突然びくっとしたり、手や足をわなわなふるわせたり、小さいお子さんの思わぬしぐさに、どきっとすることがありますよね。「これってけいれんなの?」「受診するべき?」そんな疑問にお答えします。

■顔色が悪い、目線が合わない、持続する、繰り返すぴくつきは要注意

もしもぴくつきの最中に、

・顔色が悪い
・刺激に反応しない
・目が左右に寄ったり目線が合わない

などの状態が続くようであれば、けいれんの可能性が高いため、受診が必要です。

ぴくつきが5分以上持続する場合は、救急車を呼びましょう。

また、一回の持続時間が短くても、毎日のように何度も繰り返し現れる場合は、病院で相談して下さい。脳波などの検査が必要になることがあります。

■寝入り際のぴくつきは「入眠時ミオクローヌス」

ここからは、心配のないタイプのぴくつきについて、いくつかご紹介します。

寝入り際に「びくっ」とすることは、私たち成人も時々経験すると思います。入眠時ミオクローヌスという病気ではない生理的なもので、小さいお子さんには特に強く現れることがあります。ぴくつきが単発で、睡眠中だけであれば問題ありません。

■新生児の手足のぴくつきは、多くは生理的なもの

生まれて間もない赤ちゃんは、脳からの指令経路がまだ未熟なため、不規則な筋肉の動きや、モロー反射などの原始反射で、びくびくっとすることが少なくありません。しっかり母乳・ミルクが飲めて、すやすや眠れていれば、ほとんどは心配いりません。

■興奮したり食事中のふるえは「身震い発作」

食事中に多いのですが、何かに興奮した際に、肩をすくめて手や顔に力が入って数秒間震えるようなしぐさは、身震い発作といって、乳児期に時折出現します。病的なものではなく、年齢とともに目立たなくなります。

いかがでしたか?判断に迷うようであれば、できればお子さんの様子を動画に撮って相談してみてくださいね。

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(小児科医 渡辺 麻美)

Peter W. Kaplan, Robert S. Fisher「てんかん鑑別診断学」



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