小児科オンラインジャーナル

2022.08.24

災害時もあわてない!アレルギー疾患のお子さんの備え

いつ起こるかわからない自然災害。アレルギー疾患をお持ちのお子さんは、避難所や水道などのライフラインが絶たれた生活のなかでは、「食べられるものがない」「急に喘息発作が」「お風呂に入れず、アトピーが悪化した」などの困りごとに直面します。
災害時の不安を最小限にできるよう、日頃からの備えと少しの工夫が大切です。

■食物アレルギーのお子さんが食べられる保存食を準備しましょう

食物アレルギーをお持ちのお子さんは、避難所で提供される炊き出しや配布される食料品を食べられないことがあります。
アレルギー対応の保存食やレトルト食品、アレルギー用ミルクなどを少なくとも3日分(できれば1週間分)備蓄しておくことが大切です。アレルギー症状が出た場合に備えた緊急時対応薬(エピペン®や抗ヒスタミン薬など)も一緒に持ち運べるようにしましょう。
また、せっかく備えた保存食を、食べ慣れないために嫌がってしまうこともあります。普段の食事の中で食べ慣れてもらう、好みのものを見つけておくこともポイントです。

■気管支喘息のお子さんは普段使用しているお薬と発作時のお薬を

避難所のほこりっぽい環境や焚き火の煙などにより、気管支喘息の発作が起こることがあります。
気管支喘息をお持ちのお子さんは、普段使用しているお薬1週間分に加え、発作時のお薬も準備しましょう。また、マスクがあるとほこりなどの吸い込みを避けることができます。

■アトピー性皮膚炎のお子さんはスキンケアができるように備えましょう

災害時は、シャワー浴が難しいこともあります。アトピー性皮膚炎をお持ちのお子さんは、濡れタオルやウェットティッシュ(アルコールフリーのもの)で肌を清潔にしてあげられるようにしましょう。普段のスキンケア軟膏に加え、症状が強くなった時に使用する軟膏もセットにして準備します。

備えあれば憂いを減らすことができます!万が一の事態でもあわてないために、普段からの備えが大切です。

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(小児科医 知花愛里)



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