小児科オンラインジャーナル

2022.03.23

お薬の上手な飲ませ方~年齢に合った対処法~

お子さんに飲み薬が出た時、どうやって飲ませようか悩むことはありませんか?飲み薬をスムーズに飲ませる方法を年齢に合わせていくつかご紹介します。

■母乳やミルクがメインの時期は、上あごに塗るか水に溶いて直接飲ませましょう

ミルクや母乳が栄養のメインとなっている間は、水分が口に入ると反射的にごっくんとします。

哺乳瓶に慣れているお子さんは、乳首に入れて吸わせたり、スポイトで口の中の頬にそって入れてみたりしましょう。

嫌がる場合には、粉薬であれば数滴の水で練ることで団子状にして上あごに塗ってしまい、直後に授乳すると飲ませやすいです。

ミルクや離乳食に混ぜて飲ませるのはおすすめしません。味が違うことでミルクや離乳食を嫌がるようになってしまうと、栄養が十分に取れなくなってしまうこともあります。

■離乳食が進み、水に溶かしても嫌がるときは、嫌いになっても困らないものに混ぜましょう

食事がメインになってくると、お薬が苦手なお子さんは、そのまま溶かしても飲んでくれないことがあります。

お薬ゼリーで飲めることもありますが、嫌がってしまう場合には、味が濃くてドロドロしたものに混ぜることをすすめます。

甘いものが好きであれば、一口大の潰したバナナやヨーグルト、ジャム、クリーム、アイスなどにお薬を混ぜて口に入れてみましょう。数口のジュースや乳酸菌飲料に混ぜることで飲みやすくなるお子さんもいます。

甘いものが苦手なお子さんは、冷ました味噌汁やスープに混ぜたり、粉薬を数滴の水で練ったものを海苔やおやつに挟んだりする方法もあります。

ただ、薬の種類によっては混ぜることで苦みが増してしまうものもあるので、お薬を受け取るときに確認しましょう。

■2-3歳を過ぎ、ごまかして飲ませることが難しくなったら、飲む意欲を高めてみましょう

子どもが2-3歳を過ぎる頃には、何かに混ぜても味がいつもと違うことで、薬が入っていることに気が付きます。

だましながら飲ませるよりも、何度もくり返しお薬が必要な理由を話してから、本人とどうやって飲むか決めてみてはどうでしょうか。自分で納得したものの方がすんなりと飲めることもあります。

また、飲めた時にはしっかりと褒めてあげましょう。シールを貼ったり、カレンダーに色を塗ったり、出来たことが目でわかるようなご褒美をつくるとスムーズになることもあります。

お子さんにお薬を飲ませることは、保護者の方にとって、大仕事ですよね。

少しでもお子さん、保護者の方ともに、お薬の時間が楽になるよう、お子さんに合う方法を見つけてみてくださいね。

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(小児科医 竹下淳子)



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