小児科オンラインジャーナル

2019.11.05

インフルエンザワクチンの副反応ってどんなものがあるの?

ワクチン接種後に発熱などお子さんの体調変化があると心配になると思います。しかしそのほとんどは重症化することのない副反応です。インフルエンザの予防接種は何十年も安全に行われており、基本的には心配することなく受けることが可能です。

■よくある副反応(1)発熱

予防接種を受けたあと、発熱する人が数%います。特に2歳未満では多いと言われています。この発熱は、接種後24時間以内に出現し、発熱以外の症状はなく、2-3日以内に解熱することがほとんどです。特に心配は不要で、慌てて受診する必要もありません。もし、咳や鼻水などかぜ症状を伴っていた場合は、たまたまかぜと予防接種が重なってしまった可能性を考えます。お子さんがぐったりしている様子があれば受診してください。

■よくある副反応(2)接種部位の赤みやしこり

接種した部分の赤みやしこりは、接種後10-20%の人に出現します。こちらも2-3日で改善することがほとんどです。もし、肘を超えるような広範囲の赤みが出た場合や、日に日に悪化していく場合は受診してください。

■他のワクチンとの同時接種も問題ありません

お子さんの場合、複数のワクチンを同時接種する場合もあるかと思います。同時に接種することによって副反応がより重篤になったり、頻度が増したりといったことはないとされています。インフルエンザワクチンも問題なく他のワクチンと共に接種することができます。

■接種によってインフルエンザウイルスに感染することはありません

インフルエンザのワクチンは不活化ワクチンであり、感染する能力のないものです。そのため、接種によってインフルエンザウイルスに感染してしまう可能性はありません。

例え軽い副反応であっても、次回の予防接種に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、副反応自体は重篤になるものは極めてまれです。それ以上に、インフルエンザから子どもを守ることの方がずっと重要です。

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(小児科医 橋本直也)



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