小児科オンラインジャーナル

2018.03.22

子どもの花粉症:季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎

ようやく寒い冬が終わり、春の訪れを少しずつ感じるこの頃です。みんなが待ち望む春ですが、そんな季節にも悩みの種はつきません。そうです、花粉症です。正確には季節性アレルギー性鼻炎といいます。今回は花粉症を含む、子どものアレルギー性鼻炎にスポットをあててみたいと思います。

【アレルギー性鼻炎の原因は花粉だけではありません】

アレルギー性鼻炎は通年性(一年を通しておきるもの)と季節性(毎年特定の時期だけおきる)に分けられます。一般的に通年性のアレルギー性鼻炎は子どもに多いことが知られています。

通年性アレルギー性鼻炎の主な原因はチリダニ、かび、ペットや動物などの皮屑(ひせつ)、タバコの煙などが挙げられます。

季節性アレルギー性鼻炎の主な原因は、日本では春先に花粉が飛散するスギが有名ですが、他の季節に花粉が飛ぶ木や草なども原因となります。

【アレルギー性鼻炎で問題になるのは鼻症状だけではありません】

アレルギー性鼻炎の代表的な症状は、くしゃみ、鼻づまり、鼻水(特に透明でさらさらなもの)、鼻やのどのかゆみ、鼻血などが挙げられますが、それぞれの子どもによって症状は様々です。

アレルギー性鼻炎が長引くと、中耳炎をくり返したり、いびきをかいたり、口呼吸になることがあります。また、症状による不快感や全身倦怠感から、よく眠れなかったり、集中力が低下し学業へ影響がでることも報告されています。

【アレルギー性鼻炎の診断・治療は小児科や耳鼻科を受診しましょう】

アレルギー性鼻炎の症状は風邪などの症状に似ていること、また、気管支ぜんそく、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などの合併も多いことから、診断・治療に関しては自己判断ではなく小児科や耳鼻科を受診することをおすすめします。

アレルギー性鼻炎の一番の予防は通年性や季節性に関わらず、花粉やダニなどの抗原にできる限り接触しないことです。花粉を自宅に持ち込まない工夫をしたり、ダニ対策のためこまめに掃除をするなどがとても大切です。

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(小児科医 佐藤舞)



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