成長するに伴って難しくなる?
先輩ママ・パパに聞く
「子どもとの接し方への不安や実情」

  • 2023.04.19

言葉を発しない赤ちゃん時代、「話せるようになったら子育ても少しは楽になりそうなのに……と思っていたのに、いざ成長してくると「思ったより楽にならないぞ」と思っているママ・パパもいるかもしれません。血の繋がった我が子と言えども別の人間。接し方に難しさを感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、上は18歳から下は2歳まで、幅広い年齢層のお子さまを育てている先輩ママ・パパに集まっていただき、「子どもとの接し方」についての座談会を開催。本音と実情をぞんぶんに語っていただきました。

子どもとの接し方、どうしてる?悩みや不安をお話しました。


正論だけではどうにもならないこともある、子どもへの対応。先輩ママ・パパはどのようなことに悩んでいたのか、過去のことも含めて語っていただきました。

今回の参加者はこちら。

  • Aさん
    Tさん
    8歳の息子、5歳の娘のママ
  • Bさん
    Kさん
    18歳の息子、3歳、2歳の
    2人の娘のママ
  • Cさん
    Sさん
    10歳の息子、7歳の娘のパパ
  • Dさん
    Nさん
    14歳の息子、10歳の娘のママ
  • Eさん
    Rさん
    11歳の娘、9歳の息子、
    5歳の娘のママ

具体的なテーマは、以下の3つ。

1.そもそも、子どもとの接し方に「不安」はあった?
2.我が家の子育て、大変だったのは?そのときの親としての対処は?
3.どうしたらいいのかわからなくなったとき、どうした?

では、それぞれについて、先輩ママ・パパたちのリアルなトークをご紹介します。

子どもとの接し方に「不安」はあった?

最初のテーマは「そもそも、子どもとの接し方に不安はあった?」です。子どもが小さいうちから将来の反抗期が心配…など、何か不安を抱えている方、抱えていた方はいらっしゃいますか?

第1子を妊娠していたとき、娘がほしいなと思っていたら息子だということがわかったときには少し不安がありましたが、生まれてからは全然。子どもかわいさが勝って、不安より楽しみが上回り続けているのが正直なところです。第1次反抗期と言われる幼少期の反抗もあったのでしょうが、「かわいいこと言ってるなあ」くらいに捉えていたのか、あまり大変だった記憶もないんですよね。私が姉妹、夫が兄弟で子どもたちが兄妹なので、異性兄妹を育てていく上での「今後、どうなんだろう」という気持ちがあるくらいです。
18歳の息子はあらかた子育てが終わった時期ですが、今になって思うと反抗期らしい反抗期がなかったかもしれません。歳の差のある下の子たちの子育てに掛かり切りになっていたので、息子への接し方に不安を抱えていられる状態ではなかったのかなと。息子もそんな私の背中を見て気遣ってくれていたのかなと思います。 不安になっているのは夫ですね。知人の娘さんで、中学生になって「パパうざい」と言い始めた子がいるんですよ。女の子は成長するとパパへの反抗が強いらしいと聞いて、いずれくる未来が心配なようです。
我が家もです。パパべったりの娘で、むしろパパに困られているくらいなんですが、「娘はパパ離れが早いらしいよ」と話したら今の時間を大切にするようになりました。
上の子は喜怒哀楽の感情が幼稚園時代から激しく、少し心配したことがありました。成長と共に今はだいぶ落ち着いています。
未来の反抗期について考えたことはないですね。むしろ、7歳の娘がトイレにもお風呂にもついてきたがる子なので、早く手が離れてほしいくらいで(笑)。ただ、今は子どもの興味のある場所にお出かけしようと言ったら「行く!」と言ってくれるのが、いつかは「行かない」と言われるのかなと思うと、ちょっぴり寂しい気持ちにはなりますね。
今は中学生の息子が小学生のころ、ふだん通り手を繋ごうとしたときに「学区内ではやめて」と言われたことがあります。成長を感じて嬉しい反面、寂しかったですね。
私も「ちゃん付けはやめて」と息子に言われたことがあります。子どもの気持ちを尊重するようにしていますが、親として確かに寂しさはありますよね。
息子の子育てを振り返ってみて、子どもと密に過ごせる子育ては10歳までだなと思います。やっぱり一緒に出掛けるのはどんどん少なくなっていきますね。あと、中学生は1つのキーポイントなのかなと。子育てにとって1つの壁なように思います。

成長しても楽にならない子育て…。我が家の「大変だったこと」

先ほどもちらほら出てきましたが、次のテーマは実際に子どもとの接し方で大変だったことについてお聞かせください。皆さんがどう対応されたかについてもお聞きしたいです。いかがですか?

「○○くん家のお母さんが僕のお母さんだったらよかった」とか、「こんな家、出ていってやる!」と言われたことがあります。
えー!
やっぱりショックですよね。「〇〇くん家のお母さんが~」に対しては「じゃあ、〇〇くんの家に行ってみたらいいじゃん」と言いました。「出ていってやる」に対しては、「思っていても言わないでよ」「お母さん、悲しいよ」と伝えましたね。 ちなみに、そのときに全寮制の学校の情報を持ってきていたので、「家を出ていきたいからなのか、その学校でやりたいことがあるのか」を話し合いました。結局、やりたいことがあったので受験し、今は全寮制の学校に通っているんです。そこからは上手く親や妹との距離ができたのか、随分と関係性が穏やかになりました。
悪い言葉を言い出して「あ、反抗期がくるな」と思ったころ、私は本人に「乱暴な言葉遣いや傷付けるような言い方をされても、あなたのおはようだと思って気にしません。ただ、言われたほうがどう思うか考えてね」と伝えたら言わなくなりました。子どもとの接し方を学ぼうとマザーズコーチングの講座も受けましたね。

成長に伴ってあるあるなのかなと思うのが、「みんな持ってるもん」など「みんな○○だから」だと思うのですが、言われたことはありますか?

あります!そのときは「みんなって誰?名前を書いて」と名前を書いてもらって、人数を見て「全然みんなじゃないよね」と話します
我が家も家によってルールが違うことを伝えていますね。

ゲームやスマホについても悩みがちかなと思いますが、いかがでしょうか。

周りがやり始めていたので年長から親の監視下でオンラインゲームを許可しましたが、ゲーム相手の影響を受けるのか乱暴な言葉遣いになりがちですね。別の言葉への言い換えを親から提案したりしています。
自分でなかなかやめられないので、制限時間を親側で設けて「勝手に切れるより自分で辞めたほうがいいよね」と話していますが…難しいですよね。スマホはまだ持たせていませんが、学校で配られたタブレットを上手く活用しているようです。
うちの娘はスマホをほしがっています。キッズケータイが使えるんだからいいでしょ?と思っているんですが…。
LINEをやりたいんでしょうね。
そうです。友達とやり取りをしたいみたいです。

ママ・パパだけでは手に負えない!そんなときどうした?

最後のテーマは、子どもと接するなかで「親だけでは手に負えない!」と思ったときに皆さんがどう対処したのか、です。

息子が反抗期だったときには私がけがをしたこともあったんです。夫にも反抗が強かったので、祖父母に介入してもらいました。ふだん怒ることがない祖父母に諭されること、そもそも祖父母にまで自分の荒れっぷりが知られていることへの恥ずかしさもあったようで、効果がありましたね。
低学年で喧嘩してやられてきたとき、子どもがやられっぱなしになっているのが気になったので、先生に相談しました。 中高時代も先生に頼るようにしてきたのですが、先生から「親は家庭で子どもを受け止められる港でいてください」と言っていただけたのがありがたかったですね。親だけでしつけなければと背負いすぎるのは親にとっても子にとっても良くないのかなと。 。
先生には、どのように相談すればいいですか?
訴えるのではなく相談するというスタンスを取ることですね。また、担任の先生だけにこだわらず、授業参観などで学校に出向いた際に、教頭先生や校長先生を含む他の先生に軽く相談してみるのもよいのかなと思っています。
私は息子ですね。学校に行きたくないと不定期に言い出すので、その対応に難しさを感じています。時々であればいいのですが、2、3日と続くと、仕事のこともあり「行ってほしいな」と思ってしまって…。まだどうするのが良いのか答えは出ていません。
訴えるのではなく相談するというスタンスを取ることですね。また、担任の先生だけにこだわらず、授業参観などで学校に出向いた際に、教頭先生や校長先生を含む他の先生に軽く相談してみるのもよいのかなと思っています。
ずっと不登校だった子が通信で勉強して大学受験を目指したという話が周りであり、見守っていれば、どこかで本人が前を向いて歩き出せるときがくるのかなと思いました。不安はあると思いますが、何とかなると思うのもいいのかなと思います。

子どもとの接し方・将来の反抗期が不安な
ママ・パパへのメッセージ

最後に、同じような悩みや不安を抱えるママ・パパへメッセージをお願いします!


子育ては親も初めて。息子が8歳なら私もママ8歳で、壁がたくさんあるものだと思います。1つの壁だとお聞きした中学生になるまでに、子どもと一緒にいっぱい壁にぶち当たっておきたいですね。そうやって、親がいなくても自分で壁にどうにか対処できるようになってほしいなと思います。いずれくる反抗期は心配ですが、子育ての基本はやっぱり愛かなと。大好きなら何とか乗り越えられるんじゃないかと信じています。


子どもは親とは別の人間なので、第三者の力も借りながらほどほどにやっていけたらいいのかなと思います。渦中に入るとしんどくなるので、外の力を借りることも意識したいですね。


我が家の反抗期本番はこれから。もしかすると反抗期VS更年期になるかもしれないので、気持ちを吐き出せる外部機関を親用にも子ども用にも探しておきたいなと思いました。


1歳だったときの我が子は今はもういないように、その年齢の子どもはそのときしかいません。初めて尽くしの子育てですから、親子が衝突するのは仕方がないのかなと思います。落ち着く方向に向かえるなら何でもよく、〇歳の我が子は今しかいないんだと思いながら楽しくやっていければいいのではないでしょうか。


コロナ禍で固定概念がひっくり返ったように、常識は大きく変わります。親のほうが正しいことを知っていると思ってしまいがちですが、それは固定概念に過ぎず、すでに古いものかもしれないと意識しています。子どもの言っていることに耳を傾け、尊重していけたらいいのかなと思いますね。

まとめ

我が子が誕生したころ、「子どもとこういうことをしたい」「こういう関係性の親子に慣れたらいいな」と思い描いたことがある方も多いかもしれません。しかし、実際に目の前にいる我が子は自分と同じひとりの人間。親の理想通りにいくとは限らず、時には理解ができず「どう接したらいいの?」と困惑することもあるでしょう。

今回集まってくれたママ・パパは、そうした我が子に直面しながらも目の前の我が子に焦点を当てて接し方を工夫してきた方たちでした。「密に過ごせるのは10歳まで」「〇歳の子どもは今しかいない」をお守りにしつつ、必要に応じて親も子も祖父母や友人、学校の力を借りることが大切なのでしょう。

親が何もかもを気負い過ぎず、少しでも子どもとの時間を楽しめる子育て時代を過ごしたいですね。

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