夫の育児への口出しにイライラしなくなる、考え方のヒントと行動例

  • 2021.01.18

©ママリ

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夫婦間でよくある問題について、カウンセラーに解決法を聞く連載。第5回は「育児に口だけ出す夫」です。普段は子育てにノータッチのくせに、口だけ出す夫にはうんざりしますよね。とはいえ、怒りの感情をそのままぶつけても、反論し合うけんかに発展してしまうかも…。この記事では、不毛なけんかを回避しつつトラブルを解決する方法についてカウンセラーがアドバイス。後半では、同じ悩みを持つママのアドバイスも紹介します。

ほぼ子育てしない夫の口出しにイライラ


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育児の実情をあまり見ていない夫に口出しをされると「何も知らないくせに」と腹が立ちますし、妻側の現状を知ってほしいと思いますよね。ここからは、カウンセラーのいまいちづこさんからのアドバイスをお伝えします。

カウンセラーのアドバイス

「いつも私に任せきりのくせに文句だけ」そう思うと腹が立ちますよね。こんなときはつい「じゃあ、あなたがやれば?」と怒りをぶつけたくなるものです。しかし、それでは夫婦関係が悪化してしまい、イライラの解消にはならないかも。

以下の2つのことを試してみると、夫婦関係を保ちつつ問題の解決に近づくでしょう。

攻撃的に話さない

夫の口出しに対する怒りの裏には、苦労をわかってもらえないもどかしさや、手探りの育児にダメ出しをされた悲しみがあるでしょう。そんなとき、夫は「ダメ出しだけする敵」に見えてしまいます。

しかし、もし心のどこかで「一緒に育児をしてほしい」と思っているなら、敵視して攻撃するよりも、自分の悲しい気持ちを伝えつつ「一緒にやってほしい」と伝えたほうが幸せな夫婦関係が築けます。

例えば「私も精一杯やってるから、そう言われると今までのがんばりを否定されたみたいですごく悲しい。体力的にこれ以上何かをするのはきついから、もしよかったら、週末に絵本を読んでくれない?」など。攻撃的な言葉を使わないほうが、本当の気持ちが伝わりますよ。

真に受けず気持ちをいったん置いておく

「言われたことをやらなきゃと思うとつらい」。そんな気持ちのときは、おそらく今の子育てで手いっぱいなのだと思います。「確かに絵本を読んであげたいけれど、疲れてできない」あるいは「イライラしたくないと思っているのに抑えられない」など、自分でもうまくいかないと感じている部分を指摘されると、よりダメージが大きいものです。

そんなときは、夫に今の気持ちを伝えつつ、言われたことは「やれたらいいな」と思うくらいにしましょう。自分の努力は自分が一番知っています。「私なりにがんばっているから、今は無理をしない」という判断も長期戦の子育てには大切な考え方です。

夫に何を言われようと、今の状況ではできないものはできない。そう割り切ると気持ちが楽になるかもしれませんね。

先輩ママのアドバイス

ここからは、育児に対する夫からの口出しへのイライラに悩んでいたママたちの声をご紹介します。夫婦によって、解決への道筋はそれぞれ。あなたに合った方法があれば参考にしてみてくださいね。

自分のペースでやればいいと考える

私も主人は帰宅は終電。月半分以上は家にいないので私のペースでやることにしてます^ - ^
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仕事で夫が子育てできる時間が短いのは仕方ないと割り切り、とにかく「自分のペースで」と考えるのも一つの方法です。

自分にとって無理がないペースを崩さないことを第一に考えていれば、夫の口出しも内容によっては迷わずスルーできそうですね。

明るく「あなたがやって」と伝える

何もしないなら口出ししないでほしいですよね!
うちは文句というか、こういう風にしたらいいんじゃない?と言われたら、超笑顔で、そう思うなら自分がやって♪と言います。提案ばっかりしてくるとイラッとしてしまいますよね
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どうしても夫に「あなたがやって」と言いたいときは、表情に注意して伝えるのも手。怒りの表情で「あなたがやってよ!」と言えばけんかになるところでも、笑顔で明るく伝えれば言い争いにはなりにくいかもしれません。

言いたいことを言ってすっきりしたいなら、こうした方法もありですね。

夫に育児を任せる機会を作る

私は何度か2人っきりにさせてますよ!

その度に旦那さんがこれは辛いな!無理だな!って育児の辛さを実感してくれるので理解してもらえることに安心というか、、怒りが静まる感じがあります。
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育児の大変さをわかってくれないことに寂しさがあるなら、夫に育児を任せる機会を作るのも手。

「何も知らないくせに!」と怒りをぶつけるよりも、けんかにならず育児の大変さを共有でき、寂しさとイライラがおさまるでしょう。

自分の寂しさや悲しさを和らげると、心が軽くなる

夫からの意見がまるで「ダメ出し」のように思えると悲しいですよね。努力をわかってもらえない寂しさも重なり、強い怒りが湧き上がってくるかもしれません。

しかし、そんなときこそ怒りに振り回されず、今感じている悲しさや寂しさを解決することが大事です。夫には怒りの裏にある思いを伝え、自分の頑張りには、自分で花丸をあげるようにしましょう。

取材協力:チャームポイントLab.主宰 公認心理師 いまいちづこさん

チャームポイントLab.

著者:hattiki0421

記事の監修

チャームポイントLab. 代表
いまいちづこ

早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行う「チャームポイントLab.」を2015年に開業し、多くのママの悩みをサポートしている。現在は、個別カウンセリング、夫婦カウンセリングの相談に応じながら、ペアレントトレーニング、カップルトレーニングの講座も行っている。また、NHK文化センターにおいても「女性のためのマインドフルネス」などの講師を務めている。女性起業家として、また、小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。

※この記事は、ママリから許可を得て転載しています。
※2020年05月29日時点での情報です。

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